ほん探してたら、菅 聖子『子どもが幸せになる学校―横浜サイエンスフロンティア高校の挑戦』(ウェッジ、2010)が目に入ってん。
どっかで見た学校名やなて思ったら、そうや、副校長が学歴詐称と教員免許状なしで25年以上も教壇に立ってた事件や、って思い出したわ。
http://d.hatena.ne.jp/morubasumomo/20110729/1311953490
英語だけとちゃうで、数学でも高い指導力でえらい有名やったせんせ、「改革」の失敗が許されへんこの学校に来やったけど、一期生が卒業する前に、書類の偽造でさっさと辞めてしもた。横浜市教育委員会はこの人を告発したんかいな。
免許状を持たんでも「優れた指導力」、公文書偽造してても「高い倫理性」は問題にならへんかってんやから、教員免許もってるからって、たいしたことあらへん。「ニセ医者」は人を殺しかねんからえらいことやけど、「ニセ教師」はそんなに害もあらへんし。愛嬌があるくらいや、かまへん。
せやのに、なんで免許更新講習ってなくならへんのや。文部科学省、教育委員会、学校管理職、教員のみんな、やめたいと思てんのとちゃうのん。そら、やってんねやから、調べたらなんか「よかった」って結果も出るわな。せやなかったら寂しいやん。そやけど、こんなんのうても全然困らへんこともみんな知ってる。そんなんに気い使うんやったら、もっと研修に出かけやすいような働き方の工夫かんがえ。
それにしても、教育改革なんてこんなもんや。仏作って魂いれずやな。このまま、がらんどうで置いとくつもりやろか。