学校・教職員の現在と近未来-榊原禎宏のブログ

PTA

学校に関わる団体なのに、法的位置づけが明確でなく、社会教育法第10条、「この法律で「社会教育関係団体」とは、法人であると否とを問わず、公の支配に属しない団体で社会教育に関する事業を行うことを主たる目的とするものをいう」が、根拠の引き合いに出されるPTAって、いったい何なんだろうか?

ところ変わってドイツ、Landeselternbeirat(州保護者委員会、LEB)というものがある。Baden-Württemberg州の場合、LEBは州学校教育法  § 60 に規定されており、

1. 保護者から選ばれた代表で構成されるLEBは、文部省に教育関係事項とくに教育課程の策定と教科書認可に関して意見を述べる。
2. LEBは、文部省に意見と提案を提出することができる。文部省は、LEBに重要な一般的事項を伝え、必要な情報を共有する。また、文部省は学校事項の具体化に関する事項全般の規定について、LEBの助力を得なければならない。
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以下、LEBのホームページ(http://www.leb-bw.de/)より、

LEBは、次の事項に関する意見を述べる
1. 教育関係事項の全般
2. 学校事項の具体化と規則
3. 上記に関する意見のほか、LEBには文部省に意見と提案を提出することが求められる。

LEBは、すべての学校種から民主的に選ばれた委員会で、その課題は、保護者に情報を提供するとともに相談に応じることである。

LEBは、29人とその代理から構成され、学校種ごとに1人が4つの行政区から選ばれる。ここには私立学校(freie Trägerschaft)からの代表も含まれる。

LEBは通常、月に1回、会議を開くが、それ以外にさまざまな委員会が置かれている。連邦保護者委員会、州学校委員会、保護者財団、ラジオ委員会、メディア委員会、青少年保護活動、林間学校協会、ユースホステルネットワーク、スポーツ協会など。

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ちなみに、ドイツ連邦基本法 第6条(2)には次のように記されている。

子どもを養育し教育することは、保護者の自然的な権利であり、 第一に課される義務である。国家社会はその行使を監視する。

日本では、学校教育における保護者の位置が不明確なことが「モンスター」を生んでいる、とは「隣の芝生」な見方だろうか。
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by walk41 | 2012-03-01 07:36 | 学校教育のあれこれ | Comments(0)
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教育学の一分野、学校とその経営について考えます。
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