別の探しものをしていて出会った学校のホームページ。幼稚園と一緒になった、スイスの5年制の小学校です。
http://www.schulescherz.ch/
人口641人、280世帯の村にあるこの学校では、学年によって始業時間が違っています。たとえば5年生は水曜日に7:30からの授業がありますが、4年生は金曜日、3年生ではどの曜日も1時間目は8:20からです。ちなみに、授業開始前の最初のチャイムが鳴ってから子どもたちが学校に現れること、保護者には子どもに間食(Znüni)を持たせることが求められています。
また、1学年1クラスのこの学校ですが、曜日や時間によって教員が入れ替わり、たとえば3年生では4人の教員が担当、木曜日の午前中はHeilpaedagogin(療養スタッフかしらん)も入って、合わせて5人です。
なお、昼食のサービスが木曜日に1度あり、2人のスタッフが面倒を見てくれるようです。このサービスのない曜日で午後もある場合、11:50に一度おわって、再開は13:30です。
だから、学校はたとえば…
1.全校生徒が、一斉に学校生活を始めなければならない。
2.学級担任ひとりが、学級の子どもたちに全面的に責任を持たなければならない。
3.毎日の時間が、同じように流れなければならない。
4.学校に、食べ物を持ってきてはいけない。
こんな基準にあてはまらないところもある。それがわかるだけでも「ありうる学校」の発想が広がるように思いませんか。