会議とは決めることだ、と言い切る人がいるけれど、それは、「決めればいいだけ」を残して準備と後かたづけをしてくれる人が他にいるからこそ。
大学での会議は実に多い。この点では、たとえば小・中学校の先生たちの「多忙」をまったく凌駕する。その内実は、決める上での必要な事実を共有すること、間違いが起きかねない疑義が生じると確認すること、このままでは問題だと判断されれば代替案を考えること、と続く。全く時間がかかる。事務方が相当に準備をしてくれても、なおかかるのがたいていだ。
1つの会議を90分以内で終わらせようというスローガンもなくはないけれど、丁寧に見ているととてもその時間では終わらない。気がつけば、「もう2時間…」なんてことはザラである。
どうしてこんなにも時間を要するのか、と改めて考えてみると、対外的にも耐えるべき書類が多く、一度決めるとそれが一人歩きするから、ということに(今更ながら)気づいた。そのため、どうしても一字一句にこだわらなければならないのだ。かくして今日も数時間が会議に費やされた。進行がまずいわけでは決してない。でもこれだけの時間がかかる。
ちなみに、これに加えて授業の準備と学生が提出したミニワークのチェック、講座に関わる「雑事」、校長先生との相談事もあった。新聞記者からの電話もあったなあ。この上で、「本業」の研究もやりたいのだけれど…。えっ、このブログで油を売らなければって? それもそうやね。