ある小学校にお邪魔した。
この春、古い校舎から教室ほかすべてを引き上げ、大幅に改修を施した棟に職員室も移ったのだそうだ。
新しい職員室は、少し床を上げてその下に配線を隠したので、コード類が見えず、足下も危なくないし、とてもすっきり。机は以前からのものだが、大きめで使いやすそうだし、何よりも机の上に書類が積み上がっていない。校長先生にたずねると、若い先生が多いこの学校では、積み上げる人がいなければ、自然とそういう雰囲気が生まれているのでは、と。なるほど。「鉄は熱いうちに打て」やね。
書籍や書類が積み上がることがないので、圧迫感がなく、学年での机の「島」にはなっているものの、他学年の人ともよくやりとりができるという。更衣室が別にあることや、壁際に棚が充実していることも幸いなのだろう。
2階の職員室だが窓も広く、日の光もよく入り、風通しもいいらしい。健康的。以前の職員室は冬、とても寒く、セーターを重ね着して、足温器に足を入れて、と過ごしていたそうだが、そんな状態では、進む仕事も進まないことだろう。今の部屋はエアコン完備、キッチンもIHだ。
意識とか根性だけではどうしようもないことにもっと注目をして、より働きやすい職場づくりに心をくだく必要があるなあ、と改めて感じた。今は夏休み、みなさんの学校の職員室の整理やちょっとした模様替えはいかが?
それにしても、昨年から本格実施されたという出退勤を記録するタイムカード、ちょっと拝見したが、出勤7:30、退勤1:00(夜中!) という人がいるのは、まずいよね。いくら職員室が快適といっても。