民放、ガッチリマンディは、ふるさとシリーズで三重県。
日本の土鍋の実に8割を作っているという三重県の萬古焼は、もともと陶器に適した土が取れないこの地にあって、各地から土を集めて組み合わせる中で誕生したとのこと。ジンバブエで産出されるペタライトという鉱物をうまく混ぜることにより、熱を長時間浴びても割れない土鍋ができるのだという。
そこで思い出したのは、慢性的な水不足でマレーシアなどから水を買っていたシンガポール。彼の地では、その弱みから、水を完全自給するべく、水関係の企業や研究所の誘致を補助金や減税などにより進め、今や水大国といってよいほどになったという話。弱点だったことが転じて強みになるという例だろう。
学校の強み、弱みとも言われるけれど、何が幸いするか、災いするかわからない。何が強みかを明らかにすることよりも、何が強みや弱味と自分たちが見ているかが重要だろう。まさに塞翁が馬である。