タクシー会社営業所の手洗いを借りた。
よく見えるところに、A4大の文章が綴られている。読むと、交通事故で愛娘を失った母親の手記だった。ドライバーの信号見落としが、悲劇を招いたようだ。
なるほど、こうしてタクシードライバーに、注意喚起しているんや。
学校でも有効じゃないかしらん、こんな掲示。子どもの様子の見誤り、体罰、同僚に対する暴言、ハラスメント、いじめ…。そんなエピソードを示す。ついやってしまいかねない失敗への戒めとして。
「がんばって教育しましょう」「しっかり指導しましょう」だけでなく、反対の方向、「これはまずいですよ」「こんな点にも注意」という実践指針が強調されるべきではないだろうか。