キンチョーのテレビコマーシャルを見て驚いた。
自分探しなんかしても、自分の背中は見えへん、それより、キンチョー、という感じだ。
そのとおり、自分を探す自分は、その自分が自分を探すことによって 変化してしまうので、
元の自分は探せない。この自己言及に気づかなければ、いつまでも「あるはずの自分」を探すも見つからず、疲労困憊することになる。
学校の先生にも、是非このことをわかってほしい。教員の実践とは、児童生徒という他者への働きかけであるけれど、実は彼らに自身を投影している自分のことを探していることを。
だから、教育活動を見つめ、捉える自分を振り返る能力が、何にもまして大切なことを知っておいてほしい。それが、危機管理でもあることを踏まえて。