学力状況調査を受けた元児童生徒の学生が、「大半は真面目に取り組みはしなかった」と授業の感想に書き、私がいたく驚いたことは、先のブログ http://walk41.exblog.jp/18397894/ の通りだが、きょうこの君たちの授業だったので、今少し話を聞いてみた。
「その調査の行われるのが、だいたい中間試験の前辺りなので、そんな成績が関係しないものよりも、試験勉強に取り組んでいた」という。100人近い学生に同様のことを一斉に尋ねたら、ざっとみて20人以上は「真面目に取り組みはしなかった」に手を挙げた。
言っては何だが、センター入試でそれなりの得点をとって入学してくる、この学生たちですら、それほど真剣に取り組んでいなかったとすれば、全体で見れば結構な数の児童生徒が「実力」を発揮していないと推定するのは可能だ。
なあんだ。フィンランドでも韓国でも、あるいは秋田でも富山でも、よくわからなくても真面目に臨む子どもが多い(疑わないという意味では、学力が低い)ということかもしれないのか。
数字は罪なもんやなあ。事実を離れて、一人歩きをはじめ、「フィンランドは学力世界一」としたり顔でモノをいう一時のタレントを生みだすんやから。