小学校の退職校長と話していたとき、「挙手のときは、右手を挙げて」と話を始められたので、学生の前ではあったけれど、「すみません、それは決まっているのですか」と思わず口を挟んでしまった(^^;)。大学人の悪い癖だ。
挙手の仕方が、児童生徒の真面目さや教員に対する敬意を示すと考えるならば、この考え方は頷けなくはない。くわえて、左に対する右優位主義も合わせて。
いずれにせよ、教室での児童生徒は、1.活動的であることが望ましいとされる、2.学校側が決めた秩序に沿っていることが望ましいとされる、この2点を超えなければならないとされる。だから、①沈思黙考なのは、「元気がない」「覇気に欠ける」と問題視され、②かといって、学校そして教員の決めたルールに従わない活動は認められない、のだろう。
学校における静と動、おもしろい切り口とは思われませんか。