「子どもたちの様子が雑」と校内研究テーマの説明、学校の現状分析にあるけれど、こうした分析そのものが雑なんですよね、ある県の研修担当者の発言。まったくその通り。
分析が乱暴だと、手だてもいい加減になる。その結果、効果も確かめ難く、やりがいも得られない。
つまるところ、いかに問題の分析力を高めるかなのだけれど、この点が驚くほど等閑視されているのだ。
より正しく、よりもっとも妥当な問題の根拠を見定められなければ、改善のための試みも怪しげだ。
教員が、手垢のついた物言いを分析し、新しい視野から実践をこころみること、そのための分析、考察力が問われているのである。