ちょっと違うのかもしれないけれど、学校に行きたくないなあ、と思う子どもの気持ち、ほんの一端がわかったような気がした。
昔は多くの時間を費やして熱心に関わった間柄、思い出もたくさんある。けれど、その後たくさんの時間が流れ、今は違う世界にいると言ってもよい状態。そこに、今も仲のいいメンバーで会をセット、集まらないかと連絡が入る。
これまで何度となく、こうした誘いがあった。行ってもいいかなとも思うけれど、とんと久しく会っていないので、気恥ずかしさも手伝う。そして、何よりその場にいることの違和感をイメージしてしまう。
繰り返し誘われれば、かえって億劫にもなる。ましてや、返信メールが未着だったのか、「返事しろ」と乱暴な連絡がまた入ると、今でもそんな口調の間柄やったっけ?と疑問も生まれる。
「来て当然」「何度でも連絡する」「多少無理をしても来たら楽しいはず」、こんな「良心的」な働きかけをしている自分たちを疑うことは、なかなか難しい。ひょっとしたら、こんな気持ちの子どもがいたりして、と思ったのだ。