小学校講師、教室で女児の尻を触った疑い
教え子の女児の下半身を触ったとして、京都府警は20日、京都府京丹後市立小講師、(31)を強制わいせつ容疑で逮捕した。
調べに対し、「女児に膝の上から下りてもらおうとした際、たまたまズボンの中に手が入った」と容疑を否認している。発表では、同容疑者は2月1日午後1時過ぎ、低学年の担任クラスの教室で昼休み中に女児を膝の上に座らせ、ズボンの中に手を入れて尻を触った疑い。
5日に女児が両親に打ち明け、翌6日、両親が府警に相談して発覚した。同容疑者は「ドリルの採点中、女児が自分から膝に乗ってきた」と供述しているが、女児は「無理やり座らされた。これまで同じような被害を何度も受けた」と話しているという。府警によると、同容疑者は4年前から同校に勤務。現在、体調不良を理由に休暇を取っているという。(2013年2月20日 読売新聞、一部改変)
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この事案は、私のところで進めている「わいせつ行為」研究の対象に含まれることになる(事実だったと仮定して)。教員による発生比率がこれで高くなるかしらん。
先のブログ記事にもらったコメントにちょうど返信したところだが、職業をjob ではなく(この単語を語源辞典で引くと、"piece of work" (contrasted with continuous labor)と、継続的な仕事と対比して、ちょっとした仕事という意味で16世紀半ばに始まったらしい)calling、呼ばれるものとして職業を考えるならば、少しは構えも変わって来るように思うのだけれど。
つまり、問いの方向を変えるのだ。「何をしたいか」ではなく、「何をすることが求められているか」と。なのに、世はキャリア教育や自己実現やもんなあ。ちゃうねん、スタートを自分に置くんとちゃう。「神」や「世間」や「ご先祖」に指し示してもらったところで働くんや。向きを変えなあかん。
それにしても、「あかんもんはあかん」。しかも地元の京都でなんて。