ドイツからの友人が滞在している。久しぶりにあれこれと話す。
学校関係者でもある彼女に、給食指導の様子について、教員になった卒業生たちが話していることを説明すると、「一緒にみんなで配膳から始まる食事をするなんて、ドイツではまったく考えられない(unvorstellbar)」と言う。どうしてと尋ねると、「ドイツでは子どもがうるさくて、落ち着きがない。とても無理だ」と。
なるほど、なにげに提供されている給食も、ところ変われば難しいのかもしれない。そういえば、アメリカで子ども時代を過ごした知り合いが、回転寿司を指して、「アメリカだったら、寿司にいたずらされるから、このスタイルはとても無理だろう」と話していたことを思い出した。
ここでの話の限り、日本の子は「お行儀がいい」ということだろうか。「マナーがなっていない」と嘆く大人も少なくないけれど。