読売新聞のHP上に「発言小町」という、女性の書き込みの多いコーナーがある。ときどき読んでは、「うーん」「でもなあ」と人間ならではの悩み事を垣間見させてもらっている。
きょう目に飛び込んだ書き込みは、「TEL」を「テレ」と発音するか「テル」と言うかという問いかけ。それぞれの「発音派」があるのだが、その中に「記憶の限りですが」と断ったうえで、電話:telephone は tell と phone の組み合わせと聞いたことがあるというコメントがあった。だから「テル」ではないかと。
たわいのないお喋りなのだから、いちいち角を立てるのも大人げないけれど、tele+phone は、「遠くの」、「音」、という意味。tele に続くのは、phone 以外にも、telescope 望遠鏡、telegramm 電報、television テレビ、と、遠くのものを見たり聞いたり読んだりするもの、いくつかの組み合わせがある。ちなみに、phone はfame 名声、と類語とのことで、「名だたる」という感じなのだろうね。なるほど、famous も親戚のことばなのか。
こんな「わかったつもり」でいたところ、ドイツのニュースを見ていて、Projektion とあったのを「何となく」しかわかってなかったなと気づかされた。これは 予測、見積もり(英語でprojection)の意味、記事を読みながら、何となく世論調査という企画だから、プロジェクト(Projekt)なのかなあ、とちゃんと調べていなかったことを反省させられた。似ていてもだいぶんと違う意味やね。
ありきたりの結論、小まめに引かなければ。わかったつもりは怖いなあ。