学校・教職員の現在と近未来-榊原禎宏のブログ

だから教職は難しい

 大分県教委は22日、女子生徒に自宅や校内でみだらな行為をしたとして、公立中の男性教諭(20歳代)を懲戒免職処分にしたと発表した。
 発表によると、教諭は5日に自宅アパートで、7日に校内でみだらな行為をした。事情を知った生徒の保護者が、校長に相談して発覚。教諭は「本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです」と話しているという。教諭と生徒は4月にメールアドレスを交換し、1週間ほど連絡を取り合っていたという。
 県教委は各市町村教委を通じて児童、生徒とメールを使って連絡を取り合うことについて「公私にかかわらず禁止する」などとする通知を出した。(読売新聞、20130523)
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ちょうど授業で、教育愛をどう考えるかと学生たちに問いかけたところだった。相談に乗ってあげたい、力になりたい、悩みを聴いてあげたいーこうした「良かれ」という思いが、どうしても内面的な関わりを誘ってしまう、悩ましいことではないかな、と。

教育委員会のできることは、メールの禁止くらいなのだろうけれど、その一方で、生徒理解、心の教育、とあたかもそれができるかのようなセリフも聞こえる。そんなに立ち入ったら、危ない面も出てくるやん。

このニュースに接する前に行った授業での学生の感想は次のよう。生徒とケータイのメールアドレス交換をするかどうか、に関するものだ。

「先生と生徒との距離は、個人同士の関係になってはいけないと思いました」「(「無償の愛を注ぐ」ことに関わって)愛は相手のことを本当の意味で思いやることで、本当の意味で相手が嫌がることはしなく、適度な言い距離を保つことではないかと…。確かに、相手にとって何が良いのか判断するのはとても難しいことだとは思うけれど」「教育愛とは何か、考えさせられた授業でした。先生によっては、生徒をたとえば我が子のように思って、大切に思うことがあると思うけれど、やはり行きすぎるとある種の凶器となるのだなと感じました。これは生徒にも言えることでは… 先生に依存しすぎることもあるのではと考えました」

こうして悩んで、思考体力を鍛えてね。両義的だからわからない、と諦めないで、考え、そして試み続けることそのものが教職というものの幅を広げる(自分の幅を広げることと合わせて)上で大切なのだから。
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by walk41 | 2013-05-23 17:22 | 学校教育のあれこれ | Comments(0)
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教育学の一分野、学校とその経営について考えます。
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