「縮小止まらぬ騎馬戦」(北海道新聞、20130902)を読んだ。
協力しあって、知恵をしぼって相手に臨む騎馬戦が、怪我をしてはいけないという安全志向や、なぜウチの子が大将じゃないのかという保護者からのクレームなどを受けて、縮小傾向にあることを嘆く一文である。
学習経験とリスクとの関係といった、教育の原理論として考察もできるが、もっと実際的に考えると、はたしてどれほどの、例えば小学校の運動会で騎馬戦が行われているのだろうかと思う。私の思い込みが過ぎるのかしらん、騎馬戦が運動会に今なお残っているのだろうか、とすら思うほどだったので。
私にとっては大いに意外なことに、結構な数の学校で行われているのかもしれない。だったら、ウチはやってるよと是非教えていただきたい。この種目を運動会に入れるべきか否か、入れるとしてもどんな形やルールで行うのか、いずれも議論する値打ちがあると思うから、その辺りの様子も聴きたいのだ。その学校で児童につけてほしい力やその際の教職員の役割など、「授業研究」とは違う校内研究にもなっているはずだから。