ドイツのテレビ、ZDF局の朝のニュース、Morgenmagazin、キャスターの雰囲気、場の設定の違いに、改めて日本のそれの「厳しさ」あるいは「不寛容」を感じる。
まず、キャスターはソファに座り、足を組んで視聴者に臨む。カジュアルな空気が流れている。ワンピースの女性など微妙なところまで脚を見せることに。ソファの前のテーブルには、カラフルなマグが置かれている。コーヒーでも入っているのかな。また、彼らの手にある原稿は、しっかりと丸めて握られている。おおらかやなあ。
スーパーマーケットのレジスターでも同じだけれど、ここではしっかり座って仕事をする。立たないと失礼という考えは、おそらく少ないのだろうな。
どっちが正しいということではなく、ともすれば当たり前に見えるシーンを疑うに、離れたところに行ってみるというのは、議論する力を鍛える上で一つの有効なやり方だと思う。