だいぶ昔にも書いただろうが、とても不思議な学校での儀式について。
どうして、「うん動会」とか「そう合」といった書き方をするのだろう。「運動会」「総合」と書いてルビを振ったら、漢字も同時に覚えられてええやん、って素人的には思うんやけど。
国語が専門の指導主事に尋ねても、学習指導要領に反することでもないらしいし、なのになぜ、こんな中途半端で、紛らわしい表記を続けるのだろう。「学力向上」って言うんやったら、大いに漢字を出したらええやろうに。
運動会の運動は、この二つの漢字が揃って初めて意味があるんであって、うん+動、とはちゃう。総合も、そう+合、では何のこっちゃかわからんやろ。「まだ教えてへん漢字やから」が説明やろうけど、大切なのは教えたかどうかではなくて、子どもが学ぶチャンスをより多くもてるかどうか。なのに、変な出し惜しみをして、なんで手間暇的にも面倒なこんなことするんやろか。
こんなところでボヤいてんと、そう書いている人に尋ねたらええんやけど、読者のみなさんにも伺いたい。こうすることの意義は何なんやろ、せめて、これで子どもが混乱せえへんという根拠くらいは教えてほしいんやけど。何年生でどの漢字をなんて話、子どもの長い人生に比べたら、取るに足らん話とちゃうのん。不思議やなあ、学校ってとこは。