学校・教職員の現在と近未来-榊原禎宏のブログ

校内研究をしよう

新しい校内研究のスタイルを提案したことを受け、その実践に協力してもらった複数の学校から、取り組みと評価に関する報告を聴く。

色々な嬉しい話が聞けたが、とりわけ喜ばしかったのは「授業に限らずテーマを設定することによって、養護教諭、学校事務職員、校務員といった人たちも含めて皆で情報交換や議論ができたこと」を挙げてくださったことだ。全くの自画自賛だけど、そうでしょう。でしょ。

校内研究と銘打ちながら、なぜかほとんどの学校では授業研究と自動的に読み替えられる。そこでは、子どもの都合も聞かないで「〜すれば、〜になるだろう」といった独善的な命題が立てられ、さらには「仮説が検証された」と言うために「活発に活動させる手立てを講じれば、意欲あふれる授業になるだろう」と同義反復にならざるをえないようなことになっている。「出たところ勝負」の授業なのに、その事前の検討などやっても仕方のないことに高価な人件費が投じられる始末だ。こんなことに莫大な時間と労力を割くのを止めよう。

文字どおり、校内についての研究をしよう。学校生活で困っていること、悩んでいることを出し合い、これまでの工夫や努力にもかかわらず、そうなっているということをどう分析するかに傾注しよう。そして、教職員が変わることで事態を変え、ひいては子どもが変わるかもしれないことを目指そう。「〜させる」と他者頼みではなく、自分たちが変えられること、難しそうなことを見極めて、小さなことから変えてみよう。こうして学校を良くすること、これこそが学校研究=校内研究であろう。
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by walk41 | 2014-02-07 17:37 | 学校教育のあれこれ | Comments(2)
Commented by もくれん at 2014-02-07 22:25 x
榊原先生お久しぶりです。春が来るのかとおもっていたら、また大雪の予報が出ていますね。久しぶりに京都に行く予定なんですけれど・・・

本日のブログをみて、友人が先日怒っていたのを思い出しました。小中一貫教育でキャリア教育の指定を受けて計画書が提出されたそうです。これまで、事務職員も情報の一貫の役割をにない一緒に取り組んでいたと思っていたのに、研究指定をうけたとたん、事務職員も地域コーディネーターも計画書にはどこにも名前がなかったそうです。研究だから教員がするものでそれ以外の職員は関係ないと計画を作った校長がいわれたといい、プンプンに起こっていました。これだけ地域と連携して、保護者と連携してと散々言っていて、研究は教員だけがするものというとらえ方なんだと!!紆余曲折があり最終小さく一番隅っこに情報の一貫って書いてあったといっていました。学校はなかなか変わらないんだなって思っています。
Commented by walk41 at 2014-03-26 10:55
もくれんさんへ。直接メールを差し上げたかったのですが、このルートしかなく、ごめんなさい。

確か、この三月末までのご勤務と伺っていたはず、合っていますか。もしそうならば、まずは長い間、お疲れさまでした。これまでを振り返られ、万感の思いを抱いておられることと思います。

私も世の中的には「卒職」すべき年齢圏に入ってきましたが、るる申し上げているように、いまだ青く幼いこと、恥ずかしい限りですが、なぜか抗っています。

とまれ、終えられたら一休みなさってください。もくれんさんの次のスタートを楽しみにしています。
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教育学の一分野、学校とその経営について考えます。
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