この週末は、別の授業のレポート読みに費やしています。おしなべて頑張って提出されたレポート、こちらもそれなりに応えなければと「老体に鞭打って」読んでいるところです。ふう。
設問の後半は、学生の自己評価に相当します。どのように彼らが授業を受け止め、現段階で咀嚼、評価しているかという、授業者にとっては他にも増して興味のある部分、そんな中に、次のような趣旨の一文がありました。我が意を得たりと、我田引水をしますね。
「この講義では教師になる上では当然すぎて見過ごしがちなことや、教育に関する新しい視点を学ぶことができた。その中でも、児童・生徒の呼び方については一番考えさせられた。…『なんか下の名前で呼ばれるの、いややわあ』と漏らしていた友人も実際にいたので、教員の主観的な考えで教室内の不安要素を増やすよりも、『〜さん』に統一したほうがよいというのにも納得できた」
どうでしょうか。大学生も数年遡れば、中学生や高校生の時期、彼らからの教育評価が今になって聞こえるとも言えるのではないでしょうか。
だから、学校での行為の基準の最大公約数として、私は主張するのです。相手が嫌がるかもしれない呼び捨ては止めようと。ぜひ皆さんと議論したいテーマの一つです。