所得と満足度の相関を扱った論文を紹介する記事があった。http://d.hatena.ne.jp/wlj-Friday/20150106/1420520809
結論としては、両者はまったくではないけれど、ある程度は相関しているということ。そこで評者が指摘するのが、幸福を決めるのは「お金がすべてではない」を「お金は無関係だ」と私たちは脳内転換しているのではないかということ、面白い。
〜がすべてではない、と聞いているのに、〜は無関係だと、知らないうちに解釈しがちだとすれば、その誤り、思考上のショートカットはなぜ起こるのか。興味深く思う。
重ねて、学校は言葉の世界だから、論理の行方が行動の基準を左右する。「友達関係が重要だ」→「すべてが友達関係で決まる訳ではない」、「あいさつが一日を決める」→「下手なあいさつならしないほうがマシ」と論理を組み替えてみること、もって、自身の行動基準をいじってみることが大切だろうと、思わされる。