私はよほど暇なのだろう、たまたま通りかかったところ、警察がスピード違反か一時停止違反か何かわからねど、取り締まりをしていたので、どんな風になるのやらと、対岸の道路から眺める。
警官が立つ手前の信号では、ドライバーの皆さん行儀よく、停止線でぴったり止まる。発進のスピードもゆっくり目に思える。歩行者すら信号を守るほどだ。警察車両、白バイと数名の警官、慎重にさせるには十分な設えだな。
眺めていた15分ほどの間に、クルマ4台、バイク1台が停車を求められた。側道に案内されて、きっと違反キップを切られるのだろう。前の違反者の手続きの間、待たされ、罰金もおそらく取られと、ドライバーには踏んだり蹴ったりだろうが、違反がその通りならば仕方がない。しかし、結構な交通量の中、クルマをかき分け止める警官も文字通り命がけだ。怪我をしないでねとも思う。
これで交通事故が減るのかどうか、よくわからないけれど、部妙な心理戦が繰り広げられる、それが警察の取り締まりの、ある意味で面白さだろう。