私はとことん、学校教育に批判的なのだと思う。それだけ、希望を捨ててもいないとも言えるかもしれないけれど。
学校があってこその職務なのに、教員のマイルールが跋扈しがちな背景を授業で話したところ、こんなエピソードが授業後の感想文に記されていた。
高校の時の保健体育の教員が、定期テストの際に、「問題用紙に漢字の間違いがあるから、訂正して」と言った一方、テスト時間が終わり近くになって、「漢字の間違いは減点になるからな」と生徒に言い放ったという。この学生の君は、以来、教員はわがままなものだと学んだとか。
世の学校教員の皆さん、なかなか指摘されない立場だからこそ気づきにくいともいえる、自分の職務特性を踏まえた働き方、学び方をしているだろうか。えっ、そんなヒマはないって? それがまさに問題だと私は思うのだけれど。