研究室に教育委員会からのお客さまが、ここしばらく多い。
年度が替わって新しい協議会や委員会が立ち上がったり、研修や講演の打ち合わせにわざわざご足労を願う場合があるからだ。
こうした場合は、いきおい話が事務的になることがあるのだが、私はそういうのはいたって嫌なので、何とかして「○○はどうしてでしょうね」とか、「はっきり言って、おかしいと思いませんか」などと煽りか脅しかわからないけれど話して、訪れた人を困らせてしまう。
そんな中。ある協議会の打ち合わせで見えたのだが、私とのお喋りを楽しんで下さったとお見受けした方がおられた。相づち、目線、呼吸などから、興味はもってくださったのだろうなと感じながらお見送りした次第だ。するとその翌日、さっそく電子メールでご挨拶を頂戴した。「…とても楽しい時間をいただきました…」と。
嬉しかったなあ。限られた時間でも、知的な触発を受けた様が伝えられることは。
一期一会と言うのは、はあまりにも大げさだけれど、ご一緒できて良かった。そうした時間を頂いていることをとても幸せに思う。