学校・教職員の現在と近未来-榊原禎宏のブログ

部活動

 兵庫県教育委員会は23日、姫路市立中学校の男性教諭(58)が、いじめを受けて骨折した生徒について「病院では階段から転んだことにしておけ」とうその説明をするよう指示したなどとして、教諭を停職6カ月の懲戒処分とし、発表した。教諭は県教委の調べに「医師に言うと警察に通報されるかもしれないと思った」と話しているという。

 県教委によると、この教諭が顧問だった部活動で昨年7月、練習中に1年生の男子生徒が上級生2人からひざ蹴りを受けるなどして胸部を骨折。教諭は副顧問にうその説明をするよう指示し、生徒は病院で指示通りの説明をしたという。

 その後、上級生2人は他の1年生2人にも複数回暴行していたことが判明。校長は上級生のうち、主力選手の3年生を8月の近畿中学校総合体育大会に出場させないよう指示したが、教諭は出場させたという。

 教諭は「出場させないことが望ましいとは割り切れなかった」と説明。県教委は「いじめを許さない姿勢が読み取れず、非常に大きな問題だ」としている。(朝日新聞、20160223)

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この報道の趣旨は、いじめられたことによる怪我を自分で転んだと「指導」した教員の凄さにあるが、別の面でも凄いなと思わされる。それは、問題のある生徒の出場を取りやめるようにと指示した校長の意に、部活動顧問の教諭が従わなかったという点だ。

学校という「誰が上司かわからない」組織ゆえにこんなことが起こるのか、それとも、部活動という教育課程に含まれない活動が公然と行われているがゆえなのか、この記事だけではわからないけれど、両方に跨っている可能性も含めて、議論に値する事例だと思う。

校長の判断が優位しない組織を助長する部活動というシロモノ、以前からどう扱うかは問題になっているけれど、大きく変わったとは思われない。「誰が面倒を見るのか」が常にネックになるからだろうし、全国大会に至るチャンネルが強固なのも厄介である(オリンピックにもつながっているだろうし)。

しかし、部活動で使うお金の管理、過度な「先輩ー後輩」関係、もちろん教員の過重労働と、部活動がこのままでいいはずがない。一体どこから手をつけたらいいのだろうか。
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by walk41 | 2016-02-23 21:59 | 学校教育のあれこれ | Comments(0)
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教育学の一分野、学校とその経営について考えます。
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