学校・教職員の現在と近未来-榊原禎宏のブログ

半世紀越しの悲しい記憶

60歳代半ばの女性から話を聞く。彼女が小学校2年生の時のことだ。1960年代初めにあたる。

当時30歳になっていたかどうかくらいの若い女性教師、クラスの女の子を箒で叩いたらしい。そのことが、その親の知るところとなり、学校に連絡があったという。

教室にやってきたこの教師は、叩かれた女の子はそのことを黙っていたのに、クラスメイトだった彼女が、女の子の親に知らせたと思い込み、あろうことか、彼女に廊下で立ってなさいと命じたのだとか。彼女は何もしていないと言ったのに、そのことには全く耳を貸さなかったという。

もう無茶苦茶である。ほうきで叩いたという行為、それを保護者に知らせなかったこと、そしてクラスメイトがそのことを「密告」したと思い込み、廊下に立たせたこと。

この教師は、三歳くらいの自分の子どもを学校に連れてきて、お気に入りの児童に子守をさせていたとも聞いた。もちろん、その児童は授業なし、校内を自由にその子どもと歩いていたそうで、周りから、いいなあと思われていたという。いい加減も極まれり、である。

当時の学校管理職は何をしていたのか。まあ驚くばかりの体たらくで、かつ、それから50年以上も経つのに今なお、彼女を苦しめる酷い行いだった。教育の残酷物語がここにも一つある。
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by walk41 | 2016-07-30 10:40 | 学校教育のあれこれ | Comments(0)
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教育学の一分野、学校とその経営について考えます。
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