土曜日のお昼前、九州のある国立大学法人附属小学校の前を通りかかった。
中堅と思しき女性ー首から名札を掛けているので、おそらくこの学校の職員だろうー、が、校門をくぐる際に、一礼した。前に誰かがいるのかなとも思ったがそうではなく、おそらくは校舎に対して頭を下げたのだ。
学校は重要な知識その他を身につける聖なる場所、と思ってこその振る舞いだとすれば、この地では学校の聖性が息づいているのかもしれない。
見えないけれど、あるはずだと思うことによってこそ可能なこうした振る舞い、公開授業際の教室の出入りに際しても観察できるけれど、とても興味深い。