先の拙ブログで取り上げた、非正規教員の給与あるいは報酬について、ごく一部しか知らなかったので、webページ上で探してみた。
非正規教員は、臨時的任用職員と非常勤講師に大別され、前者、臨時的任用職員は正規職員に準じる。月給制でいわゆるボーナスも出る。ただし、任期が1年以内であること、したがって退職金の加算が見込めない点は異なる。とはいえ、おおよそ正規職員と同じ給与水準と見ていいだろう(不適切な評価だろうか)。
そして後者、非常勤職員の「1授業時間あたり」の報酬について、いくつかを見てみたところ、教諭の場合は次の通りであることがわかった(電話で問い合わせた分もあるよ)。これは、活動支援員や推進協力員についてではない。また、任用形態・時間数によって変わりますと、web上では額が明示されておらず、挙げられていない自治体も多い。
茨城県-1750~2870円
大阪府・大阪市・堺市-2860円
東京都-1880~2860円
千葉県-2830円
札幌市・長崎県-2800円
静岡市-2780円
滋賀県-2750円
岡山県-2730円
広島県-2670円(市町村)
埼玉県-2570円(高校)、2800円(小・中学校、特別支援学校)
島根県-2550円
鳥取県-2540円
橿原市-2460円
新潟県-1325~2460円
福岡市-2400円(中学校)
これらから、普通免許状を取得していて、授業を担当する時間単位の非常勤講師であれば、1授業時間あたり2500円程度と考えてよいと思う。
週に20時間勤務するとして、2500円×20時間、1ヶ月で約22万円、年間で約260万円くらいになる。ボーナスもなく、決して厚遇とは言えないけれど、時間をまさに切り売りする「ドライ」な働き方を求める人には適っているかもしれない。