ドイツにてフィールドにさせてもらっている学校があり、今度また伺うので日程等の打ち合わせを電子メールでしている。
日程が決まったメールの末尾にこうあった。「いい夏休みを。こちらは3週間、クロアチアで過ごします。」
今さらながらだが、年度変わり目の期間(ドイツの学校は9月から新年度)について、こんなお知らせができる校長って。
ちなみに彼は、第1学年から第10学年までの生徒、しかもキャンパスが二つに分かれている学校の校長である。在籍する生徒は数百人、教員も50人は下らない。こんな学校の校長がかくも長きの(日本標準で)休みを公然と取るなどと考えられるだろうか。
そんな話を大学院生にしていたら、こう返ってきた。「知り合いの高校の管理職の先生の話ですが、こういう立場になったら、外国はおろか長期の旅行も諦めなければいけない、と聞きました。」
さもありなん。そんな勤務状態で、斬新なアイディアや思い切った意思決定などできるのかしらん。教員の職能成長と唱導するのならば、グローバル時代に外国経験の一つもできるように。ところで、これって誰に言えばいいのかな。