学校・教職員の現在と近未来-榊原禎宏のブログ

生きる力

家人と話をしていて、身内ぼめながら、とても感心することがあった。

曰く「生きる力とか言うけれど、誰かのために頑張ると思えれば、その人が生きる力を与えてくれているってことでは?」。

鋭いです。教育議論はともすれば、自分が持つべき力という前提でおしゃべりをしがちだけれど、他者のために、他者を励みに、生きる力を得るという立論は、実にしっくりくるではないか。

コミュニケーション力ほか、「〜力」は今なお興隆しているけれど、こうした言葉の遣い方のそもそもの前提をどれだけ問うているだろうか。自分でできることなど、たかが知れている、他者によってこそ力が引き出され、自身が生きる力を結果的に得ているという実際により注目するのも大切ではないだろうか。

だとすれば、生きる力を持つとは、自身のあり方もさることながら、自分の周りに自らのやりがい、生きがい、喜びをいわば用意すること、そうであって初めて、自身が生かされる、と導ける。個人単位で「学力」を測ることの愚かさ、周りがあってこそ自分が存在するということに気づかない幼さを反省することができる。



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by walk41 | 2017-07-19 23:27 | ことばのこと | Comments(0)
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教育学の一分野、学校とその経営について考えます。
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