学校・教職員の現在と近未来-榊原禎宏のブログ

学校管理職と担当教科

ある指導主事と話をしていて、面白いことに気づかせてもらえた。

今度開かれる委員会について、新たに委員になられた中学校の校長について、この方の教科は何でしょうね、という話から、どの教科の教員が校長になりやすいかという話になり、この流れで、 2009年に共著論文で発表した「担当教科から見た校長職の採用・配置」の研究を紹介したのだ。

そこでは、保健・体育担当出身の教員が明らかに多く、対して美術や音楽、技術や家庭科出身の校長が少ないことがわかったと述べたところ、このように仰った。

…自分の知っている限りですが、こうした教科は担当時間数が少ないので、複数の学年にまたがって教えることが多く、その結果、学年主任になられないのではないでしょうかと。

なるほど、確かに学年主任を経験しないで教務主任になることは少ないだろうし、教務主任を経ないで主幹教諭や教頭になることも少ないだろうな。そして、この結果、校長になる機会が減っている(良くも悪くも)のだろうなと、いたく納得した。

校長には学校管理職としてリーダーシップが強調され、責任もより問われるようになっている。けれど、担当する教科によってバイアスがかかっていること、つまり、特定の教科を担当する教員は、最初から校長への道が狭まっている可能性について考えてみるべきと思わされた次第だ。

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by walk41 | 2017-07-25 22:05 | 学校教育のあれこれ | Comments(0)
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教育学の一分野、学校とその経営について考えます。
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