学校・教職員の現在と近未来-榊原禎宏のブログ

いじめはこうして起こる

現職の教員の皆さんと時間を過ごす。

話の発端は、信念や主義・主張にも依る教員の職務上、学級、学年間で教員の違いがあり、連携や一貫が難しいのではという私からの問いかけに対して、こんなクラスを担任したことがあるというエピソードが寄せられたことだ。

新しいクラスになって、給食時間、児童が列をなすのでどうしたのかと尋ねると、前の担任は、給食当番のエプロンを忘れると、みんなに迷惑がかかるから、前に出て全員に謝らせていたのだという。この習慣が残っている児童は、担任教員が替わったにもかかわらず、そうすべきものと思い、謝るべく並んでいたのだ。

確かに忘れ物をするのはよろしくない。けれど、それは全員を前にして謝らせるほどのことだろうか。忘れ物が繰り返されれば、きっと否定的なアダ名も付くだろう。そのラベリングが、「クラス困り者」として排除されていくだろうことは容易に想像できる。

かくして、いじめは正義とセットで起こる。そのきっかけを担任教員が作り出している場合もある。正義を振りかざすことが危険だとは、このことからも導ける。

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by walk41 | 2017-08-09 16:26 | 学校教育のあれこれ | Comments(0)
<< 「学級担任による指導の違い」と... 「前のクラスに帰る?」 >>



教育学の一分野、学校とその経営について考えます。
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