学校・教職員の現在と近未来-榊原禎宏のブログ

耐えられる能力

耐えると聞くと、暑さや寒さ、痛みに耐えるとイメージする人もいるだろうけれど、別の耐えるもある。それは、わからなさに耐える、あるいは、わからないという落ち着かなささ、気持ち悪さに耐えるということである。


例えば、他者の話に耳を傾けるという場合、たどたどしい、要領を得ない話ぶり、自分に何が求められているかがわからない状況は、なかなかくたびれる。「つまりは?」「結局のところ?」と声を上げてしまいかねない。そこを耐えられるか、傾聴できるか、は能力だろう。


あるいは、何か我慢できなくなり、感情的な爆発をしかねない時に、一歩引いて、自身をクールダウンさせることができるかどうかも、能力いかんである。「許せない」「我慢ならない」と即断する前に、一呼吸を持てるかどうか、「怒りたくなったら10を数える」という教えも、このことを踏まえてのものだろう。


この文脈で言えば、我慢強くあるとは、できるだけ耳を傾けること、状況を見据えること、敢えて判断を保留して、沈黙や静止状態を維持すること、と具体化できる。すぐに反応、行動しない、けれど多面的に観察、考察している、そんな逞しさ、したたかさを自分も持ちたいと思う。



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by walk41 | 2017-08-13 16:29 | 身体 | Comments(0)
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教育学の一分野、学校とその経営について考えます。
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