学校・教職員の現在と近未来-榊原禎宏のブログ

除籍の不細工さ

所属している学会から総会での資料が送付されてきた。忙しさを理由にすっかり参加をかまけており、いわば幽霊会員化しているのが恥ずかしい限りだ。

さて、この資料の中に会員異動が載せられており、入会、退会、除籍と名前が連ねられている。入会、退会の意味はわかりやすいだろう。では除籍とは何か。学会にもよるだろうが、ここでは学会費を3年間未納の結果、会員資格を失った状態を指す。

ここに至るまでに、学会事務局は毎月のように活動ニュースを送り、紀要(ジャーナル)を郵送し、会費の納入通知を行い、納入督促を繰り返している。にもかかわらず、音信不通で時間が流れたという面々が、除籍リストにある。もっとも一部には連絡先不明となる場合もあるが、現職であればこのインターネット時代に連絡がつかないことはない。

なのに、である。某私立大学の「熱血教授」としてアピールされている某氏がここに挙がっているのだ。同大学のホームページ上で、学生の声として紹介されてるのは「理想の教師です。」冗談ではない。所属した年度分まで会費を払って去る人たちが一方でいるのに、知らんぷりを決めてやり過ごしたなんて、どれだけ不誠実な人物かと思う。この手続きに至るまでに払われた犠牲、他者の痛みを想像することができないのだ。

学会を除籍になるなど、関係のない人にとっては何のことかという話だけれど、ここでいい加減な輩を信用することはできない。学会費を払うのを忘れていればまとめて支払う、もう辞めようと思うならば未払い分を払って終わる。大学教授ならば難しいことではない。なのに、この金額とちょっとした手間を惜しんだのである。

そんな人物が「いじめが…」「学力が…」といかにわかったふりをして述べようとも、それ以前の段階である。「細部に真理は宿る」ことを示すケースだと受け止めた次第だ。

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by walk41 | 2017-12-07 18:34 | 研究のこと | Comments(0)
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教育学の一分野、学校とその経営について考えます。
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