学校・教職員の現在と近未来-榊原禎宏のブログ

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ゆるキャラ?

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スーパーマーケットで求めました。この甘夏みかんはどこからかしらとwebを捜すと、ちゃんとホームページにたどり着きました。熊本県産のみかんです。こんな真冬に採れるのですね。有り難いことです。

さて、この下の方に示されるゆるキャラは何というのかと、探れどもさっぱり見つかりません。きっとミカンからみだと思うのですが、どなたかご存知の方はご一報を。

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by walk41 | 2018-02-11 19:21 | Comments(0)

結露と遊ぶ

このところの冬一番の寒さのために、室内と屋外の温度の差から、結露があちこちで見られます。朝起きたら、屋内の窓枠からしたたり落ちそうな水滴をふきとるべく、格闘されている方もおられることでしょう。

そんな結露を楽しんじゃおうと、子どものころ、ちょっとした落書きをしませんでしたか。

私もこの歳になって、やっと(なお?)遊び心を持ち続けたいなと思っています。

寒い毎日ですが、みなさんもいい時間を過ごしてくださいね。
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by walk41 | 2018-02-06 22:30 | Comments(0)

ギムナジウムがもっとも好まれた学校種(ドイツ語記事)

バーデン=ヴュルテンベルク州ニュース、20180124(https://www.baden-wuerttemberg.de/de/service/presse/pressemitteilung/pid/gymnasium-bleibt-beliebteste-schulart/)より

2017/18年の学校進学は、全体として見ればふたたび安定的である。91444人の4年生の44.2%はギムナジウムに進み、前年比0.4%と微増となった(2016年は43,8%、2015年は43,4%)。

実科学校も同様に34.2%と、昨年度33.7%から少し増加している。また、職業実科学校/基幹学校は引き続き、減少傾向が明らかであり、最新の進学率は5.7%(昨年は5.9%)である。さらに、「社会的な学校(GMS)」は昨年の13.4%から0.9%低い、12.5%が進学することになった。

保護者は引き続き、基礎学校からのアドバイスに従っている。

ギムナジウムに進むことを決めた生徒のうち、基礎学校から職業実科学校/基幹学校への進学を勧められたのは1.5%(昨年は1.3%)、実科学校への進学を勧められたのは11.3%(昨年は11.7%)、そしてギムナジウムへの進学を勧められたのは87.2%(昨年は87.0%)である。

また、職業実科学校/基幹学校への進学を勧められた生徒が24.9%(昨年は25.2%)が実科学校に、実科学校への進学を勧められた生徒が56.2%(昨年も同率)、ギムナジウムへの進学を勧められた生徒が18.9%(昨年は18.6%)をそれぞれ占めるのが、実科学校への進学である。これを受けて文部大臣Dr. Susanne Eisenmannは「学校選択の状況は、政治に対して、特別に高い生徒の異質性に適った学校として、実科学校に資源の追加を強化すべきことを示している」と述べる。

さらに、職業実科学校/基幹学校への進学を決めた生徒の91.3%(昨年は92.0%)が基礎学校のアドバイスに従っており、実科学校への進学を勧められた生徒が7.5%(昨年は7.4%)が職業実科学校/基幹学校に、またギムナジウムへの進学を勧められた生徒はわずかに上昇して1.2%(昨年は0.7%)が職業実科学校/基幹学校への進学者の内訳である。

社会的な学校(GMS)への進学を選んだ生徒の65.3%(昨年は64.3%)は職業実科学校/基幹学校への進学をアドバイスされ、26.5%(昨年は27.3%)は実科学校、そして8.2%(8.4%)はギムナジウムを勧められた。「それぞれのGMSに多様な生徒がいる状況から言って、ギムナジウム上級段階(11-12学年)をGMSに創設することにより、私たちは、この学校種に対する十分な展望を持つこと、さらには信頼を勝ち取ることができる」と文部大臣。 GMS West in Tübingen と Gebhardschule in Konstanz では、2018/2019年からGMSに初めてギムナジウム上級段階を設置することが可能となった。

基礎学校から中等学校への全体として安定的な進学状況は、学校大改革の時期の後、学校構造における静寂と信頼がもたらされていることを明らかに示していると、文部大臣。「我々はさらに、教育の質の向上とデータに基づく追跡に関する多様なアプローチを背景に、既存のデータをより正確に分析するつもりだ。これにより、追加的な資源プランをより負担少なく建てることができるだろう」と期待を示した。

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ドイツの学校制度に関わり少し補足する。ドイツでは基礎学校4年生を終えると、子どもは大きく分けて、ギムナジウム、実科学校、職業実科学校/基幹学校、社会的な学校、のいずれかの中等学校に進学する。この州では2011/12年以前は、CDU(キリスト教民主同盟)による政権のもと、基礎学校での成績にもとづく保護者に対するアドバイス(勧告)は絶対的なもので、それに従い、中等学校を選んでいた。これに対して、保護者の教育権を侵害するもの、あるいは子どのも能力を固定的に捉えすぎと批判をしていたGruene(緑の党)とSPD(社会民主党)が政権を獲得することにより、このアドバイスは保護者に対して義務的なものではなくなり、あくまでも参考として提示されるにとどまるようになった。その後、2016/17年の州議会選挙の結果、GrueneとCDUの連立政権になったものの、この位置づけは変わっていない。

今回のニュースは、ギムナジウムへの進学はこれを勧められた生徒が87.2%を占め、実科学校については同じく56.2%、職業実科学校/基幹学校については同様に91.3%の生徒が、基礎学校からのアドバイスに沿う進学行動をとったことを報じている。つまり、ギムナジウムと職業実科学校/基幹学校については、ほとんどの生徒がこれらの学校を勧められたことに沿ったのに対して、実科学校を勧められた子どもは分化しており、ギムナジウム、職業実科学校/基幹学校、そして社会的な学校(GMS)へと散らばっている。このことは、実科学校の教育の在り方に大きな影響を及ぼしているだろう。

また、GMSへの進学を決めた生徒のうち、職業実科学校/基幹学校を勧められた生徒が微増、ギムナジウム、実科学校を勧められた生徒が微減という状況は、「GMSからどのような教育修了(卒業)も可能」という政府のスローガンが現実味を帯びなくなる可能性も示している。日本では9年生まで「学力差」がない(はず、あってはいけない)という社会的な「無言の了解」が得られており、高校進学に至ってようやく、階層分化するのに対して、ドイツではこれが5年生に上がる段階で明らかになっている。このことの良さと拙さはそれぞれあるが、私は公然としているドイツに、勇気と「割り切り」を見る思いがする。






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by walk41 | 2018-01-27 20:15 | Comments(0)

雪だるま

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この歳になって初めて雪だるまを作りました。家人の趣味に合わせたモードになったけれど、ご近所から「写真を撮っていいですか」と尋ねられたくらいなので、可愛くできたとしましょう。

みなさんは寒い冬、どんな風に楽しんでいらっしゃいますか。

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by walk41 | 2018-01-27 12:34 | Comments(0)

アニミズムと神社

実に遅ればせながら「初詣」に出かけた。神社に行ったが、かといって神道を信じているわけではない。ハローウィンやクリスマス、七夕と同じように、季節の節目に何かしようかなという域を出ず、風物詩の一つとしてである。

本宮を訪れると、赤ちゃんを抱く人を含む数人が館に上がっているのが見えた。特別に依頼したのだろう、その少し前に鎮座した神官が祝詞をあげる間、ひたすら頭を垂れている。幼子の健康祈願に来られたのだろうか。

それを尻目に進むと、小さな祠が続き、学業成就の神様、夫婦円満の神様、台所の神様と、いろんな神様がいるものだと感心する。こちらは大半を「へえ-」と前を通るだけなのだが、一つ一つを回り、お賽銭を投じて柏手を打ち、深々とお辞儀をする人たちもいた。そのために神社に来ているのだから、当たり前と言えばその通りだが、アニミズムと神道の奇妙な共存が見えて興味深い。

井上寬司『「神道」の虚像と実像』(講談社新書、2017)を紹介する講談社HP http://news.kodansha.co.jp/20170503_b02 によると(自分で読んでおらず、すみません)、神道は、中国から輸入された仏教の向こうを張る必要から「日本的なもの」として形成され、その一方で多神教としての「神仏習合」の経験も長らく積み、さらに、明治期を前後して政府主導による「国家神道」になることで、「日本古来のもの」というフィクションをとくに戦争期に勝ち取った(「神風」)と見なせるようだ。

つまり、表面的には、靖国神社を頂点とする神武天皇以来の「万世一系」という物語性を保持しつつ、実態としては習俗的な、ましてや昨今はグローバル化の波を受けて、より鷹揚な場として位置づけられている(「来る人は拒まず」)と見るのが妥当なのだろう。特段、神道に法りという訳ではなく、アニミズムすなわち、どこにでもおられる八百万神を崇めることの延長として、とはいっても、少しは改まった場としていわば折り合いを神社がつけていると見れば、私のような不信心の者もやって来れるというものである。

お参り、詣で、お祈り、参拝-人々の精神世界を理解することは難しく、またおもしろい。

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by walk41 | 2018-01-21 17:20 | Comments(0)

ドイツ常設文部大臣会議(KMK)創設70年(ドイツ語記事)

ドイツは16の州で構成される連邦共和国、多くの権限は州(Land)に属する(連邦基本法、第30条「この基本法に規定または許可のない限り、国家の権限の行使と国家の責務の実現は州の事項である」)。この点では州こそが国家(Staat)であり、連邦と州の関係は、中央政府に対する地方自治体ではない。

そして、教育に関する権限も基本的に州にあり、連邦が関与できるのは「教育支援の規定および学術研究の促進」(同法、第74条(1)13)に示される範疇とかなり限られる(州の文化高権)。これらの法的関係の上に、各州には文部省(Kultusministerium)に相当する行政組織が置かれている。

もっとも、ドイツ全体として教育や学術分野の調整が責務であるという認識のもと、州をまたぐ必要な基準を設けるために、各州の関係省がメンバーとなる常設文部大臣会議(KMK)が1948年から設置されている。そこでは、州間の相互認定の前提である成績評価および卒業資格に関する合意、学校・職業教育・大学の質保証に向けた協議、教育・科学・芸術分野に関わる協力がなされている。このKMKに関するニュースが配信されたので、紹介する。------------

バーデン-ヴュルテンベルク州ニュース(20180115)

70年前、ドイツ諸州の教育大臣が初めて集まった。それ以来、常設文部大臣会議(KMK)は、州レベルの全国家的な課題を実現するべく設置されている。ベルリンでは記念式典が行われた。

1948年、 Stuttgart-Hohenheimにおいて、ドイツ教育大臣が初めて合同会議に集った。大臣たちは当時、今日のドイツの文化政策における連邦主義的構造の基礎を築いたのである。それは、州レベルの全国家的な課題の実現に向けた誕生であった。

この素晴らしい合意を思い起こして各州の大臣、評議会メンバーベルリンで式典を行った。式典ではBaden-Württemberg州の Dr. Susanne EisenmannからThüringen州の文部大臣Helmut HolterがKMK代表を引き継いだ。式辞は前連邦憲法裁判所長官 のProf. Dr. Hans-Jürgen Papierが述べた。

Thüringen州の文部大臣は「70年を迎えてなおKMKは古い鉄(altes Eisen)ではない。私たちは、互いに協力し合ってドイツの教育政策を成功裏に導く、生き生きとした機関である。デジタル化、国際化、統合が、今日そして今後取り組むべきテーマである。私の任期中の重点の一つは、民主的教育だ。すべての生徒が参加、協同決定、互いの連帯が私たちの社会の基本的かつ当然の要素であることを理解すべきである。子どもと青年が民主主義に懸命となることを希望する」と発言した。

社会的対話に向けた重要な衝動

この70年間、KMKはドイツ全体で生活することと学ぶこととの関係を合わせることに成功した。諸州にとってこのテーマは未来においてもまた一つの挑戦である。なぜなら、ドイツ社会は生きものであり、常に変化のもとにあるからだ。KMKは、ここで社会的対話に向けた重要で決定的な衝動(インパルス)を設定する。昨年2017年にDr. Susanne EisenmannのもとでKMKが職業教育の強化を決定したのはその一例である。

Baden-Württemberg州のDr. Susanne Eisenmannはこう述べた。「州の間での交流は洗練されており、かつ大変刺激的な過程である。昨年の職業教育のさらなる内容的発展、連邦レベルでの教育スタンダードの導入、アビトゥア試験問題の協同蓄積、あるいはデジタル社会に向けた各州の教育戦略は、私たちKMKの仕事のよい結果である。70周年を迎えたKMKは、互いに学び、革新的で実りのある多くの教育上の試みを生み出す連続的な過程でもあることを示している。しかしながら、KMKは現在、大きな挑戦に直面している。私たちは早急に戦略的に、教育制度の共通的な質的開発のための新たなスタンダードを設定、定義しなければならない、KMKが未来に向かってさらに勇気と新たな道を歩むことを願っている。最後に、なぜ教育の連邦主義こそが正解なのか、これがドイツの教育政策の問題ではないことを、人々に説明しなければならない。」

KMKについて

KMKはドイツでもっとも古い専門大臣会議であり、教育、高等教育、研究あるいは文化的機会に関して各州の文部大臣が恒常的に決定を行う場である。KMKは教育と文化の領域における全16州の目標と利益を策定するとともに、すべての州のための自身の責任を自主的に引き受ける。その際、KMKは連邦、EU、欧州評議会、OECDそしてアメリカ合衆国に対して、諸州の利益を代表する。KMKはベルリンとボンの書記局に対して現下の業務に対応するよう命じる。

第一回ドイツ教育大臣会議は、2月19日と20日にStuttgart-Hohenheimで開かれた。1948年2月の会議には、すべての占領地域から参加があった。再統一の後、1990年12月7日にBrandenburg, Mecklenburg-Vorpommern, Sachsen, Sachsen-Anhalt und Thüringeの各州も参加した。ベルリン州は東西統一以来、ひとつの州である。(https://www.baden-wuerttemberg.de/de/service/presse/pressemitteilung/pid/gemeinsam-verantwortung-tragen-die-kultusministerkonferenz-wird-70-jahre/)


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by walk41 | 2018-01-17 17:07 | Comments(0)

185点

大学入試センター試験が始まった。インターネットで問題と解答が公開されるので、ドイツ語(と、ときどき英語)に臨んでいる。

今年は3問を間違えたので、15点減の185点(200点満点)だった。"nach rechts"(右へ)のイディオムが不確かだったこと、"um zwei"(2時)と「2人で」とを混同したこと、会話文中の登場人物を勘違いしたこと、の間違いだった。試験慣れしていないからと弁明して、まあ良しとしよう。

こんな試験を2日間にわたって受ける受験生、学力もさることながら体力が持つなあと感心する。でも、大学に入って求められるのは結構、体力だからね。大いに養ってから入学してほしいな。



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by walk41 | 2018-01-14 10:48 | Comments(0)

新年のご挨拶

附属学校に直接に関わらせてもらってきましたが、とうとう最後の学期を迎えました。

あいかわらず、教員に辛口だけれど、「よりよい」学校につながると思うので、ぜひとも伝わればと願います。

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by walk41 | 2018-01-12 21:33 | Comments(0)

変わっているのに気づきにくいこと

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昔のことを調べる中で、新聞の縮刷版にも目を通すが、研究テーマとは別のところにも寄り道をしてしまう。読んでいて面白いからだ。1970330日付の京都新聞には、次の記事が見える(数字は漢数字からアラビア数字に直した)。

――――――――――――――――――――――――

「ゴミの山 マナーはさっぱり」

春休みで日曜の29日、初夏の陽気だった万国博会場は、家族づれ中心に開幕2週間を終わった。この日も38万人の入場者を記録した。“会期中最大”の54万人という万国博協会の予想をぐんと下回ったが、展示館や食堂、乗り物に相変わらず行列が続き、家族連れ中心の場内は通勤ラッシュのような混雑ぶりだった。連日生まれる“30万都市”。今週も250万人の入場者が予想されるが、エキスポ市民の残したマナーは、散らばったゴミで象徴されるようだ。この清掃処理に悩む万国博会場は、観客に急ぎビラを作って“エチケットと安全”を呼びかける。

この日、春休みにはいり初の休日とあって、こどもづれの夫婦や小、中学生が目立ち、ピーク時の午後2時過ぎには場内は30万人に入場者でふくれあがった。これに比例してエキスポ市民がはき出したゴミの量もウナギのぼり、緑と白の制服を着た清掃マンがふだんより400人多い1900人で終日、会場内の人ごみをぬってゴミ集めに奔走した。

入場者が捨てるゴミの主将は、持ち込んだ弁当のあきがら。人工池沿いの休憩所や広場ではみている間にゴミ箱は満ぱい。展示館が配ったパンフレット類もゴミのヤマに拍車をかけた。

協会が開幕前に予想したゴミの量は休日で240トン、一人あたり400グラムとはじき出したが、いざふたをあけてみると、入場者1人あたりのゴミは240300グラムどまり。その反面、発泡スチロールや紙製の容器が多く、“カサ張る”ゴミばかり。箱の外へこぼれないよう、1日6回フル運転で回収にあたったが、協会の衛生課では「会場内をいつも清潔な状態にして、入場客がゴミを捨てにくいふん囲気に保っておく」と未来の実験都市らしい積極作戦。

だが入場者のなかには「いざ食事をしようにも、食堂は満員。無料休憩所で弁当をあけるほかない」とこぼす”自衛組“もあった。

一方、この日、2キロも続いたアメリカ館の行列をはじめ、各展示館の行列組には、待ち時間を利用して弁当を立ち食い、そのカラを捨てたり、タバコのすいがら、チューインガム、新聞紙を無造作に散らかす“市民”も目立った。各曜会場や場内に多い池などには、ビール、ジュース類のあきびん、あきかんが多く散って、協会清掃員は手の休む間もないありさま。

こうした会場の“美化”の実情について、“公害”の展示をしているスカンジナビア館のホステス、リスベス・グロシンさん(23)は、「私のパビリオンの展示には、ゴミの問題も扱っているのですが、本当にしっかりと見ているお客さんはほとんどいないのじゃないかしら。だから展示を見たあとから紙くずを落とす人がありますね」と皮肉たっぷりに観客批評。

また、会場内にところかまわず乗り捨てられた乳母(うば)車の回収に追われている貸し出し所の係員は「ゴミではないけれど返ってくるのは身体障害者や老人用の車イスだけで、乳母車にいたっては大半が乗り捨てですよ。こんな基本的なことがまともにできないのだから、ゴミがあふれるのは当然でしょう」と、富士グループの植村館長は嘆く。

いかがだろうか。私の感想は、変わっているのに気づきにくいことがあるなあ、である。その一つは、新聞記事に見られる表現の変化について。当時は活字を人の手で組んでいたからかもしれないけれど、「ゴミの主将」「ふん囲気」「弁当をあける」といった書きぶりは面白い。あるいは、「食堂」「清掃マン」「ホステス」という表記も興味深い。

また、変化はマナーの様子についても言えるだろう。こんにち喫煙場所はかなり制限され、空気はきれいになった。新聞紙を散らかすなど今やイメージすることも難しい。2000年を前後して、テロ対策と称して駅などのゴミ箱がかなり撤去されたのに、ゴミが散乱する状況はまず見られないほどである。「ところかまわず乗り捨てられた乳母車」という当時の記述も、今は珍しいという意味で面白い。

当時、乳母車を押していた母親たちが30歳だとすれば、今は80歳近く。こうした世代のマナーがよろしくなかったかもしれないのに、その半世紀後「昔はよかった」論が跋扈して、道徳の教科化がなされたりする。マナーはむしろ向上しているとすら言えるのに。

かくも人の状況認識とその判断は実にいい加減である。このことは何度確かめても、くどすぎることはないだろう。


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by walk41 | 2018-01-07 14:06 | Comments(0)

大らかな時間管理

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香港話が続き、恐縮です。

駅まで無料バスが出ていることを知り、停留所まで行ったところ、始発と最終便の時間を示す案内は見えるものの、あとは20分ごとに来るとあるのみで、次のバスが何分に来るのかがわかりません。期待値は10分間と待っていたのですが、バスが来たのはここに立って約20分あと、始発からもし20分ごとに規則的に回っていたのならば、10数分のズレがある時間でした。

対して、帰国して京都駅までバスに乗ったら、時刻表に乗っている予定到着時間ぴったりに(1分のズレもなく)、到着しました。もちろん、遅延は十分にあり得ることですが、遅くなくかつ早くもなく乗客を運ぶ運転手の技とその矜持に感嘆したことです。

どちらが、誰にとってどんな点でいいのかなあ、と考えさせられます。ふーむ。







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by walk41 | 2018-01-03 22:14 | Comments(0)



教育学の一分野、学校とその経営について考えます。
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