学校・教職員の現在と近未来-榊原禎宏のブログ

<   2016年 03月 ( 17 )   > この月の画像一覧

観光地でもこうだから

外国人観光客向けの英語と思われる。けれど、何か変。

b0250023_1991788.jpg


でも、きっと誰も指摘しないんだろうね。僕も言わなかったけれど。

沖縄のお土産屋さんにて。
[PR]
by walk41 | 2016-03-27 19:10 | ことばのこと | Comments(0)

バランスボール、おもしろい

b0250023_9104765.jpg
ノルウェーのある学校では、バランスボールを教室に導入したという。
https://gunosy.com/articles/RM6FW?utm_medium=email&utm_source=mynews_mail
使わないときは、机の上に乗せるのだとか。机の権威性を低める上でもいいなあ。

何より実験精神、やってみよ、という気軽さ、フットワークの良さが心地よい。

椅子はこうあるべき、「姿勢の良い座り方をすべき」といった頭カチンコチンの輩には伝わらないだろうが、日々新たに、元気よくやっていきたい。
[PR]
by walk41 | 2016-03-27 09:08 | 身体 | Comments(0)

相関関係?

興味深いデータを見た。
東京ディズニーランド入場料と入園者数を、1983年から2016年まで年単位でプロットしたものである。
http://kabumatome.doorblog.jp/archives/65857685.html
それはきれいな右肩上がりの線として示されているのだが、グラフを作った方も述べているように、入場料が上がったから入園者数が増えたとは考えにくい。そうではなく、入場料が上がったにもかかわらず、入園者数が増えたのだろう。

もしそうならば、このグラフは相関関係を示しているとも読めるけれど、実はそうではないという可能性も考えなければならない、ということになる。

あるいは、入場料が上がって、アトラクションなどがより魅力的になったので、入園者数が増えたという可能性もあるだろう。ならば、入場料の値上げが間接的に入園者数を増大させているとの説明ができるかもしれない。

かくも世の中の出来事の因果関係はおろか、相関関係ですら見つけるのは難しい。それを踏まえて議論のできる態度や能力が当事者に強く求められると、改めて思わされた次第だ。
[PR]
by walk41 | 2016-03-26 21:02 | Comments(0)

ここにもあったよ

b0250023_21534646.jpg


写真にある赤い椅子、この特徴がおわかりになりますか。
これは、底面が平板ではなく、彎曲している、つまり、安定して座ることのできない椅子なのです。

ドイツでHokky と呼ばれるこのタイプの椅子は、座る人の身体を揺ら揺らさせて、リラックスさせ、もって座学に集中させるという狙いをもっており、ドイツの別の地域の学校でも見ることがありました。そこの教員に「この椅子では生徒は集中できないのでは?」と尋ねたところ、複数が「この椅子の方が集中できると思う」と答えていたので、とても印象的だったのです。

驚いてこの学校の校長に、上の旨を話したところ、「この椅子がいいと聞いたので、私たちの学校でもどうなるかやってみようと思って、今回買ってみたの」と返ってきました。まったく柔軟にして、研究心溢れます。こんな校長こそ革新的と言えるでしょう。新しいアイディアを採用して、具体的な形に持っていくこと、その力量がいわゆるリーダーシップとして問われるのだと感じた次第です。
[PR]
by walk41 | 2016-03-23 22:01 | ドイツのこと | Comments(0)

こんなのいいなあ

b0250023_225411.jpg


南西ドイツのある学校に伺った時、こんなプレートが教室の入り口に貼ってあった。

「学校は健康を害します。」これは「タバコは健康を害します」のパロディーだろう。

でも、言えてるよね。少なくともこれまでの学校って、しんどいし無理を求めるし、何より理不尽。だから、健康を害するというのは正しくもある。こんな表明を学校でできるのは健康的なことだ。

そして、これを見た校長が一笑に付してそのままにしていたというのも健康的だ。大真面目に取り外したりしたら、大したことのない校長だなあって思う。

学校にも大いに笑いを。
[PR]
by walk41 | 2016-03-17 22:54 | ドイツのこと | Comments(0)

楽しかったよ

ダイヤ改正を控え、駅のホームでは時刻表の張替えが行われていた。
カッターナイフである幅に切り、思い切り背中をそらして剥がしておられた作業員の方に話しかける。

「ダイヤ改正はいつですか」から始まって、貼られていた時刻表を触らせてもらい、「意外に分厚いんですね」…「多少の傷にも耐えるようになっているんです」…「剥がすのも大変でしょうけれど、新しいのを貼るのはもっと難しいでしょうね。大きいから。ちょっとズレたけどごめんねえ、という訳にはいかないでしょうし」…「そうなんです。ここは風が強いので、吹かれますし。また、温かい時間にやらないとノリがすぐに固まってしまって、つきにくくなるんです」…「なるほど。だから、営業時間にやってはるんですね」と。

たわいない会話だったけれど、楽しかったよ。何より、知らない人とお喋りを交わせたこと、とても嬉しかった。電車が来たので「勉強になりました。お疲れさまです」って別れ間際に言ったら、満面の笑顔を浮かべて頷いてくれはった。いい時間を頂戴しました。
[PR]
by walk41 | 2016-03-16 16:35 | 身体 | Comments(0)

favourite

南西ドイツの中等学校で、6年生の英語の時間を見せてもらった。

ノートを覗き込むと、liebling, 好きな の英訳に、favourite と書いている。つくづく自分の大人気ないことだが、これ間違いじゃない? と当の女の子に言ってしまった。

すぐに教科書末の索引を確かめた彼女、自分が合っていることに安心した様子を見せた。つまり、私の指摘が間違っていたのだ。ああ恥ずかしい。

あとで調べると、color, colour と同じように、favorite, favourite と米語、英語の違いという話だった。そうか、この学校の使っている教科書は英語的なんだなあ。

ヨーロッパの学校だから英語なのかどうかはわからないけれど、「favorite とも」の説明があればなあ。同じことは、「favourite とも」の説明がなかった(だろう)日本のある学校の教科書にも言えることだけれど。今の教科書には両方が書いてあるのかしら。英語を勉強する、と言っているのだからね。
[PR]
by walk41 | 2016-03-14 11:46 | ことばのこと | Comments(0)

選挙

ドイツでは、3/13にBaden-Württemberg,Rheinland-Pfalz,Sachsen-Anhalt の3つの州で州議会選挙が行われる。選挙カーや拡声器で運動することは禁止されているので、街中は静かだが、とくにBaden-Württemberg 州にとっては重大な選択時である。

というのは、選挙予想では現在の緑の党と社会民主党の連立与党目処が立っておらず、既存路線の変更と混乱が想定されるからだ。

新聞社などによる調査では、緑の党が3割を超える支持を得ておりトップを走る。続いて前政権与党のキリスト教民主同盟、社会民主党は2割を下回り、自由民主党は1割に届かず。左翼党も議席は見込めない。そして注目すべきは、AfD(ドイツのための選択肢)という、EUからの離脱や難民受け入れ拒否など、「ドイツ」を守れと訴える新政党が1割を超える支持を得ていることだ。緑の党は当初から、反原発をスローガンに掲げており、先回の勝利は福島原発事故があったからだとも言われてきたが、この5年間が評価されたからだろう。5年前の得票率を実に10%以上も上回る得票が見込まれている。

この状況は、選挙後どんな連立与党になるかが、非常に難しいことを意味する。現政権の組み合わせで過半数が見込めないとなると、たとえば緑の党とキリスト教民主同盟との連立も論理的にはあり得る。もっとも、両党の隔たりは大きく、私の勝手な解釈で言っていいのなら、日本の自民党穏健派と共産党穏健派(そうしたものがあると仮定して)の連立話に近いだろう。

とまれ、13日の結果次第だ。個人的には、緑の党と社会民主党の連立与党がいいな、そして何より大切なのは、ドイツのための選択肢、の進出を認めてはいけない、という立ち位置だ。国民を超える共感への想像力と寛容さが試される。
[PR]
by walk41 | 2016-03-11 23:11 | ドイツのこと | Comments(0)

hug

ドイツ滞在中、晩ご飯のお招きにあった。初めて招いて下さったご家庭だ。

料理が好きと聞いている旦那さんと学校教員の婦人のお家だが、小さな子どもが二人、下の子はまだ4歳半の女の子である。

この日の朝、幼稚園に送っていく婦人のクルマに乗せてもらった時に会っていたのだけれど、それでもわずか二度目。ましてや、初めは恥ずかしがって口をきいてくれないほどだった。

なのに嬉しかったなあ。お家に入ると、やって来て足元に抱きついてきた。挨拶だとすぐに分かったので、腰を落としてハグする。旦那さんは「ドイツ式の挨拶だ」と嬉しそうに、また婦人は「あなたを信頼したから」(Sie haben ihr Vertrauen.)と話してくれた。

まだ言葉もままならない子どもが、非言語のオーラというか雰囲気に温かいものを感じてくれたなら、とても嬉しいことだと思った。楽しい晩を頂戴しました。
[PR]
by walk41 | 2016-03-10 14:40 | 身体 | Comments(0)

女性教員

ドイツの学校で働く教員の多くは女性だ。初等学校では9割近くが女性だし、中等学校でも7割くらいを占めるだろう。いま伺っている学校でも同様で、今日は授業後の6年生の学年打ち合わせに同席させてもらったが、7人全員が女性だった。

その後で、女性教員が多いですねとお一人に述べたところ、男性教員が少ないことが問題だと言われる。なぜかと尋ねるとこんな話だった。

移民受け入れの優等生でもあるドイツには、多くのアラブ諸国からの子どもがいるが、たとえばトルコの男子生徒は、女性から教えられることに抵抗を示す場合があるのだと。男性優位の社会ゆえだろう、権威を持っているのは男性が多いので、女性教員に権威を認めない傾向にある。これは学校としてやりにくい面でもあると。

なるほどと思わされた。学校外の世界での経験が、生徒の行動の基準となっていること、だから、誰にでもできる教育実践など、相当限られた話として想定すべきこと、がよくわかる。

女性教員だから、あるいは若い教員だから、反対に年配教員だから、さらには生徒の生活感覚に近いから遠いから、と生徒の眼差しや振る舞いは変わってくる。教員自身が彼らからも影響を受けるだろう。こうした人間同士の関わりにおいて、「だいたいこうできる、こうなる」という部分と、「どうなるかわからない」や「どうしようもない」という部分を区分けすることができるか、考えるべきだろう。

この議論を進めるには、よる具体、実際に即して論理を組み立てることがいっそう大切だ。にもかかわらず、頭でっかちな教員は、「やり方を教えてほしい」とか「仮説の検証を通じて理論を打ち立てる」とか空想めいたことを頭に浮かべがちである。こんな机上の空論を弄ぶ教員や、この発想をもとに組み立てられる「校内研究」を変えていくこと、難しいけれど必至の課題だと思う。
[PR]
by walk41 | 2016-03-10 02:01 | ドイツのこと | Comments(0)



教育学の一分野、学校とその経営について考えます。
カテゴリ
以前の記事
フォロー中のブログ
最新のコメント
メモ帳
ライフログ
検索
タグ
その他のジャンル
ブログパーツ
最新の記事
紅葉に心洗われます
at 2017-11-20 13:03
「~以外は不可」
at 2017-11-16 22:43
そんな構図ではない
at 2017-11-14 09:52
求めている次元が違う
at 2017-11-12 18:36
ゴアー
at 2017-11-11 19:45
パラ・シアター
at 2017-11-10 19:10
宣伝です
at 2017-11-09 20:30
卒業論文中間発表会
at 2017-11-08 07:57
エチケットつづき
at 2017-11-07 18:41
クリスマスイブの開店をめぐっ..
at 2017-11-06 11:47
外部リンク
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧