学校・教職員の現在と近未来-榊原禎宏のブログ

外国語はむつかしい

恥ずかしながら、遅ればせながら気づいたことがあった。

ドイツ語で、Gewaltpraevention という言葉があり、素人的に直訳すると、暴力抑止という感じになると思う。学校教育の文脈で考えると、いきおい、いじめ、校内暴力、対生徒・教員暴力というイメージを持てるので、おおよそそういったことなのだろうと、何となく理解していた。

ところが、先日、ある基礎学校(初等学校)のHPに、このタイトルで、学校に警察官が来て、知らない人に付いて行かない、知らない人からお菓子をもらっても食べてはいけない、といった子どもが犯罪に合わないようにという講座が開かれたことを知って、あらためて、この言葉を引いてみたのだ。

すると、上のようなものに加えて、学校外のいわゆる不審者による暴力、さらには生徒による公共施設・私財への暴力(器物損壊など)も含む言葉だといことに気づいた次第。

外国語で新しい言葉に出合うと、まずどんな意味かを取ることに懸命になり、それがわかったところで一安心してしまう。このため、それは具体的にどういうことなのか、他の意味はあるのか、と考えることなく、そうこうするうちに初めの理解のままに定着してしまう。

そう思い起こせば、大学院生の頃、初めてドイツ語の文献にあたり、Hochschule を「高い」「学校」、「なるほど、高校か」と一人合点していたこともあった(こんなミスをするのは、私くらいだろうが)。

Hoehere Schule ist nicht hoehrer als Hochschule. (高等学校は大学よりも上級ではない) こんな表現を知ったのはそのあとのことだった。ああ恥ずかしい。思い込みはあかんなあ。
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by walk41 | 2012-03-23 00:46 | ドイツのこと | Comments(0)
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教育学の一分野、学校とその経営について考えます。
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