NHK関西、ルソンの壺には、西宮市の洋菓子店の社長が登場。
番組の終わりに、こう語られた。
「(お菓子づくりは)答えのない世界なんです。それを弟子たちと一緒に発見していくんです」
目の前に見えて、お客さんの口にも入るそのお菓子を作っている人にとって、答えのない世界!?
なのに、ほとんど見えることがない、確かめようもない学校教育について語るわたしたちは、どうしてそこに答えがあるかのような錯覚をしてきたのか。なぜ、答えらしきことを言う人をタレント扱いし、また、答えに近づけない自分を呵んできたのだろう。
そんな不幸な思考と実践の連鎖はいかに成立したのか。そして、これはどうすれば断ち切ることができるのだろうか。