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学校・教職員の現在と近未来 Gegenwart und nähere Zukunft der Schule und ihrer Mitglieder

ベルツ博士はいまをどう見る?

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群馬県草津町とBietigheim-Bissingen市の交流の縁は、エルヴィン・フォン・ベルツ(Erwin von Bälz、1849-1913)にある。1876年に明治政府から、お雇い外国人として日本に招かれ、東京大学で教鞭をとった。草津の温泉を高く評価し、温泉療法を進めた人物である。

きょうも湯畑と言われる町の中心には、豊かなお湯が流れ、青い色が映える岩々は、ちょうど大分県別府市にある「青い海地獄」を思わせる鮮やかな色だった。

さて、このベルツ博士が東京大学を退任する際の挨拶が『ベルツの日記』には次のように記されているという。

日本人は西欧の学問の成り立ちと本質について大いに誤解しているように思える。日本人は学問を、年間に一定量の仕事をこなし、簡単によそへ運んで稼動させることのできる機械の様に考えている。しかし、それはまちがいである。ヨーロッパの学問世界は機械ではなく、ひとつの有機体でありあらゆる有機体と同じく、花を咲かせるためには一定の気候、一定の風土を必要とするのだ(Wikipediaによる)。

この近年、研究領域における「成果主義」、その結果でもある論文の剽窃やデータの捏造が、日本でもさらにはドイツでも相次いでいる。このことをベルツ博士が知ったら、また同じ話をさせるのかとお怒りになること間違いなしだろう。
by walk41 | 2012-06-17 21:57 | ドイツのこと | Comments(0)
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榊原禎宏のブログ(Yoshihiro Sakakibara Blog) 教育学の一分野、学校とその経営について考えます(um die Schule und ihre Verwaltung und Management)
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