学生から電子メールが来る。約束していた時間に来られないことを、他に都合の良い時間はありますかと、質問文で伝えてくる。
やむなく、きょう来られないことを了解したことと、ならば、いついつが良いと返事をする。
これに対する返事は来ない。了解したという意味なのだろう。
こうしたパターンの電子メールは珍しくないが、これは伝達ツールの問題なのか、それとも「礼儀」の基準が違うという問題なのか、いずれであれ、こちらの閾値に達することなので消耗する。
うん十年前の教え。相手と約束を取りたければまず手紙を書きなさい。手紙が着いた頃を見計らって失礼を承知の上で電話をしなさい。そして約束を取り付けなさい、と。
今どきそんなことをする必要はないけれど、約束をしたならば原則守ること、もし守れない場合、電子メールではないチャンネルで連絡をして、次の日時について自分から調整するように話をすること、間違っても相手に返事を書かせるようなことはしないこと-と思うのだけれど、こう考えるのは「老い」の現れ?