NHK、朝のニュースの「ネット動画」のコーナーでは、結婚式のハプニングを紹介。
アメリカのシカゴ、250人を招いた結婚式で新郎の父がスピーチを読み上げる中、なんとズボンがずり落ちるというハプニング。両側から女性にズボンを持ち上げてもらいながら、十分以上のスピーチをぶじ終えたという。
これを新郎が世界中の人に見てもらいたいと思って、動画をアップロードし、たくさんの人に見てもらっている。恥ずかしいからと隠すのではなく、むしろさらけ出して、みんなで笑って楽しんでしまおうという発想の転換だ。
ともすれば緊張感が漂う結婚式で、こうした出来事はまさに意外なことそのもの。だから、人々は驚き、同時に笑いに誘われる。「笑いは意外性から」がここにも当てはまるとともに、笑ってしまえば見方が変わる、事実が変わることも示していると思う。
意外性を楽しむ、というのが人間の基本特性であるならば、それを促すように社会の仕掛けも考えてみること、だから、計画通りのことも大切だけれど、ちょっとつまらない。だから、計画性と意外性、目標管理と創発と、ふたつの世界を器用に行き来できる能力が問われているのだろう。