学校・教職員の現在と近未来-榊原禎宏のブログ

人と出会う喜び

このブログでお世話になっている、excite ニュースに面白い記事があった。「松下幸之助の妻がペテン師にも優しかった理由」http://www.excite.co.jp/News/economy_clm/20121129/President_7898.html

松下電器の創業者の妻、松下むめの さんを紹介したものだが、お遍路さんとの関わりから養われたのではないかと思われる、彼女の「こころの仕組み」として挙げられるのが、

(1)人間の基本的な資質は、努力で大きく改善できるという「しなやかなマインドセット」をもっている

(2)財産や地位など世俗的な基準で、自分も他人も評価しない

(3)誰に対しても親切に誠実に接する

(4)出会った人からよいところを学び取ろうとする

…となるものの、なかなかこの通りに実践できている人は少ないとも記事主は書いている。

ちょうどこの反対のような人物に最近出遭ったので、私に少しこだわりがあるのだろう。不満があっても直に言わず、虎の威を借る狐のように遠回しに伝える、会えるチャンスがあったのに現れず、隠れるような真似をする、感謝が大切などと他者にはもっともらしいことを言いながら、自分の出会いにはそのかけらも見せない、と思われる人、つまりは、人と正対しない人物に思われ、いたく残念だったものだから。

かくいう私が拘りを見せるあたりが修行の至らぬということ。アランの『幸福論』から一節(「まぬけな男」)を引いて、終わりとしよう。

「あるいはまた、なにか不満があると、夜ばかりか昼のあいだも暇さえあればたちまち、その問題に立ち返る。自分自身の話を、まるで机の上に開いた陰気な小説でもあるかのように読みつづける。こうして、自分の悲しみのなかにひたる。そして悲しみを楽しんでいる。忘れることをきらうようにそこへ立ちもどる。予想しうるかぎりのあらゆる不幸を見渡す。要するに、自分の痛いところをひっかくようなものである。まぬけな男のやり方だ」(1911年)
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by walk41 | 2012-11-30 10:02 | 身体 | Comments(0)
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教育学の一分野、学校とその経営について考えます。
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