学校・教職員の現在と近未来-榊原禎宏のブログ

忍び寄る老い

正月明け、ある会の関係で、大変お世話になった方を囲んで会食を企画したいと、ずいぶん年下の人から連絡があった。その方におつもりを尋ねたところ、「気の張らない集まりで、若手中心に」と返事をいただいたので、若手間で日程を調整してもらい、関係する年長者以下、一斉メールにて案内を発信してもらったのだ。

それから日にちもずいぶん経った最近、ある人から、「自分はそのことを聞いていない」と苦情の連絡が入った。送付したメールアドレスをチェックしたが、確かに送っている。その旨を返信すると、アドレスが変更されたため届かなかったようだが、仮に届いていたとしても、その日程を決める前に、どうして自分の日程を事前に照会してくれなかったのかと間接的に、当初の趣旨とは変わって、再度、連絡がきた。

この会は確かに長く続いたけれど、今回の会のことを聞いていないと言われた方自身が、「もう解散ですね」と話されたこともあり、解散。いまや残念ながら過去のものとなった。この会が今なお続いていて、そこで大切な会食を設定したということであれば、話が変わってくるかもしれない(とはいえ、多くの方の日程を都合するのは難しいだろう)。

しかしながら、会は解散してもう存在せず、一部の有志がやりたいと言ってきたことを契機に、「あくまでも気楽な会で、大げさにはしないように」と中心となる方の確認も取った上で、年下中心に日程を調整した結果の、会の設定である。にもかかわらず、こうしたリアクションの起こることを、遺憾に思う。

自分自身を含めて思う。もう我々は主流ではないのですよ、と。中心は次の世代、あるいはさらにその次の世代に移り、彼らが活躍すべき時代になったということを。

かつての日々に想いをはせ、そこで育てられ、また育てもした時期を、今なおそのまま続いていると思うのは、老いである。それらの与えられた日々に深く感謝して、自分にいま与えられている場で、次のステージを作っていかなければ。

すこしずつ忍び寄ってくる老い、自分の引き際をどう考えるか、周りが何も言ってくれなくなる前に、いかに美しく消えるか。明日、明後日という話ではないにしても、心つもりしなければならないと思う、老害を及ぼす前に。けっこう迷惑を掛けていますよと、言ってくれる人に近くにいてもらわなければ。
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by walk41 | 2013-03-07 21:58 | 身体 | Comments(0)
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教育学の一分野、学校とその経営について考えます。
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