神戸で夕食をとった。タクシーの運転手に、お勧めの中華料理店をたずねると、「別館◯◯」が良いのではと話してくれた。
聞くと、この店の人気にあやかってか、元々は別の名前だった店が、なんと「本館◯◯」と名前を改めて、観光客などをまどわせる事態になっているとのこと。
どうして、最初の名前が「別館」となったのかはわからないけれど、あとからの無関係の店が「本館」って名乗ったらあかんやろって思う。何よりもプライドないのはどうなん。哀れ丸出しやん。
似たような表現に「元祖」があるけれど、これはまだ言い分が競っている感じがする。これにひきかえ「本館」はあかんやろ、さすがに。
こんな話を聞くと、学校教育にはまあ無縁やろうと思わされる。算数指導法の元祖とか、本家とか聞かへんもんなあ。そんな言い方あるかなあ。もし、ないんやとすれば、学校教育は「こうでなくちゃ」というものとは反対のシロモノ、みんな違ってみんないい、って世界なんやろうね。きっと。これに胡座をかかれても困るけれど。