校内研究に関する講義で学生に問う。(榊原が提案するように進めたら)まとまりますか、と研究主任などに尋ねられるけれど、「まとまる」ってどうなることだろうか、と。
う〜む、まとまるねえ。沈黙が流れる。一つの結論が得られること? それともみんなが「そうだよね」と納得すること? よくわからない。
どうなることがまとまるか、がはっきりしていないのなら、まとまることを求める必要はないし、そもそも、まとめたつもりでも、果たしてまとまっているのか、甚だ心もとない。
なんや、何がまとまっているかは自明とちゃうんかあ。ほんなら、別にまとまらんでもええやん。それに第一、授業の出来事が一つの答えに収まるはずないんやから、そんなん気にせんでええやん。
学校教育の言葉って、いるはずもない幽霊に怖がっているような様なんかな。