今回も、日本で過ごす立場から見て、ドイツの生活の不便さを感じます。
駅にオーバービューできる地図がまずないので、駅名を知らなければ切符を買うことができません。アルファベットで駅名のリストが示されるのですから。しかも、あり得ないというくらい小さなフォントです。切符販売機もお金を入れにくく取り出しにくいと使いにくく、大きな金額のお札は受け付けません。一万円札もたいていokな日本では、小銭を持っていないことを気にかける必要はありませんから。
小さな郵便局に行くと午後2時まで休みで、切手を買えません。これまた販売機で求めるものの、お札は受け付けず、小銭を入れていたらザザッと戻ってきました。15枚以上はうけつけないと表示が。何でどっかにその旨を書いとかへんねや、と毒づきます。切手を買うだけでこれですから、何かと時間がかかるのです。もちろん、こちらの不慣れも大きいのでしょうが。
スーパーマーケットに行くと、レジの人は座って、商品をバーコードに通して金額を告げるだけですから、カゴに優しく入れてくれることもなく(空いている時間に、お年寄りの買い物をそうしてあげている姿はまま見ます)、次の客を気にしながら、急いで持参した買い物袋に詰めるのです。
コンビニはもちろんありませんし、自販機も見かけることはないので、いつ手にいれておくかを考えなければならず、土曜日の午後から日曜日一杯は生活用品の買い物ができないので、計画的に動かなければならないことでしょう。
こんな環境で過ごすと、けっこう「生きる力」がつくように思うのですが、さて、みなさん、それを望まれますか?