学校・教職員の現在と近未来 Gegenwart und nähere Zukunft der Schule und Schulmitglieder

人格を離れた行為があるだろうか

大学院生とお喋り。授業の方法について前提を置かず話が進むことに、とても違和感を覚えると言う。

その感覚は的を射ていると思う。だって、授業する人の属性、人柄、人格のようなものと切り離して、どんなことをするのかを論じることはできないもの。行為は人格を離れてはありえない。ましてや見えにくく主体の捉え方や、ときに思い込みが優位する教育やさらには学習といった行為は、その人ならではの見方や理解にもとづき行われるのだから、なお一層である。

教育機器や教科書といった客観的に存在するものを除いて、すなわち教員の発問、机間指導、挙手への指名といった振る舞い、あるいは児童生徒の学びといったものは、あまねくその当事者のありようと分かち難いことを踏まえて議論しなければならない。

この点でいつも私は叫んでいるのだ。教育方法はケースバイケース、だから教員や児童生徒を主語にした「〜すれば、〜になる」なんて議論する意味はない。この限りで教育方法学(教育技術学とは違うらしいけれど)なるものも存在しないと。

誰か買ってくれませんか、このケンカ。
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by walk41 | 2014-05-08 10:05 | 身体 | Comments(0)
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榊原禎宏のブログ(Yoshihiro Sakakibara Blog) 教育学の一分野、学校とその経営について考えます(um die Schule und ihre Verwaltung und Management)
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