学校・教職員の現在と近未来-榊原禎宏のブログ

「子どものために」とは言い切れない

中学校の校長と話す。この地域は、子どもを家業の後継にと考える保護者が少なくなく、学校から見て優秀だなあと思う生徒なのに、いわゆる進学校に進まず、地元の高校を選ぶケースが多いという。進学校に進んでも、大学にやると故郷に帰ってこないから、あるいは大学にやる経済的な余裕はないから、という保護者の考えが背景にあると聴く。

保護者の教育権から言えば、生徒のこうした進路選択も真っ当なのだけれど、子どもからすれば、十分な雇用機会もない、何よりも若者が好む楽しみも少ないこの地で暮らすということが、はたして幸せなのだろうか、と考えさせられる。

街中にいると、こうした話は昔のことと考えがちだけれど、駅からクルマで30分も山に向かったところにある、この中学校の現実でもある。

「子どものために」と声高に話す教員はきっと多いけれど、どうすることが「子どものため」なのか。私に答えは出せないけれど、悩む努力は続けたいと思う。

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by walk41 | 2015-01-29 09:47 | 学校教育のあれこれ | Comments(0)
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教育学の一分野、学校とその経営について考えます。
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