学校・教職員の現在と近未来 Gegenwart und nähere Zukunft der Schule und ihrer Mitglieder

教科の論理

全科担任制を基本とする小学校と違って、教科によって担当教員が変わる中学校以上では、それぞれの教科の考えが色濃く出る場合がある。

担当授業時数、授業の形態、授業の準備や後片付け、評価の観点や仕方、あるいは生徒との接し方など、教科によってけっこう違うんだなあと思わされることが稀ではない。

学校全体で生徒を教育している、指導しているという一方、その実、各教科の集積に過ぎなかったりするのは、上のような教科の発想と論理が一様ではないことも背景にしているのだろう。くわえて、日本の教員は一つの教科をもって教員免許状が構成されているので、「自分は英語の教師」という考えと行動が強まるのではないだろうか。

この点、ドイツの教員免許状制度は、2教科の内容と方法を学んで初めて、例えば中等教育段階Ⅰの教授資格を得ることができるので、1教科だけを教える教員というのはいない。しかも、教科の組み合わせには制約があり、私の友人は、ドイツ語と生物学と情報教育を担当している。いわゆる文科系と理科系の両方が求められるイメージだ。

この複数教科担当は、授業担当時数の平準化にも影響を与えているのではないか、とは私の推測。いずれにせよ、教科の論理が突出しないように学校管理職は目を配る必要があるし、それを同僚教員もできるように、例えば他教科の授業の見学などがもっと奨励されるべきだろう。

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by walk41 | 2015-03-27 17:02 | ドイツのこと | Comments(0)
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榊原禎宏のブログ(Yoshihiro Sakakibara Blog) 教育学の一分野、学校とその経営について考えます(um die Schule und ihre Verwaltung und Management)
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